横浜市緑区の小山町で代々続く農家「小松園」さんが2024年の2月「小松いちご園」を新治町でオープンしました。今回は、園主である小松赳(たけし)さんと千紘(ちひろ)さんのご夫婦に取材させていただきました!
小松いちご園さんの魅力をたっぷり伺ってきたので、ぜひ最後までご覧ください!
こちらの記事は、2024年2月に作成した記事です。最新情報については、小松いちご園さんのホームページをご確認ください。
小松いちご園とは
小松いちご園さんは、2024年の2月に横浜市緑区(新治町118-2)にオープンしたいちご狩りが楽しめる農園です。
園内では、4種類のいちごを栽培しており、その時々の真っ赤に完熟したいちごを楽しむ事ができます。
※写真は小松千紘(ちひろ)さん
栽培方法としては、高設栽培という手法がとられており、座ったりかがんだりする事なく、いちごを収穫する事ができます。完熟したいちごが垂れ下がっている光景はとっても可愛らしかったです。
※参考:男の子の身長約110cm
小松いちご園のいちごたち
小松いちご園さんでは、現在「紅ほっぺ」・「よつぼし」・「桃香」・「ベリーポップはるひ」の4種類を栽培しており、それぞれ違った味わいを楽しむ事ができます。
紅ほっぺ
「ほっぺが落ちるくらいおいしい!」が名前の由来のいちご。甘みとコクがとても豊かです。
よつぼし
甘みと酸味のバランスがとても優れていて、いちご好きにはたまらないいちごらしいおいしさが特徴です。
桃香
珍しいピンクいちごで味も食感もまるで「桃」。ココナッツの香り。食べるとびっくりするいちごです。
ベリーポップはるひ
リッチで濃厚な甘みとコク。いちご狩り限定品種です。
おいしいいちごの見分け方を伺った所、サイズが大きいいちごの方が赤くなるのに時間がかかるので甘くなりやすいとの事でした!また、日向・日陰の違いでも食感が変わってくるそうです!
栽培のこだわり
こだわりポイントをうかがいました
小松いちご園さんでは、栽培者自身にとっても納得できるものを提供したいという想いから、甘くてツヤのあるみずみずしいいちごを作るため、様々な事に取り組んでいるそうです。
1.
たっぷりの太陽をあびさせて光合成しやすい環境を作っています。
2.
夜間は涼しい環境を好むいちごにあわせ、夜はひんやりした空気の中休ませています。
3.
甘さを引き出すために「にがり(マグネシウム)」を、根に必要な栄養を補給するために「ブドウ糖」を使用して光合成を助けています。
4.
安心して完熟いちごをほおばって食べられるように極力自然由来のものをいちごに与えています。
その他にも、来園した方が落ち着いて楽しめるように列と列の幅を広くしたり、収穫しやすいよう高設栽培にしたりなど、来園したみなさんが楽しくいちご狩りができるように様々な取り組みをおこなっていました!
「好きなものを作りなよ」の一言からスタート
いちご栽培をはじめたきっかけを伺いました
長年、露地野菜や浜梨の栽培に携わってきた園主の赳(たけし)さんですが、実は野菜が苦手といった側面があったそうです。
そんな中、新たなチャレンジを模索している中、背中を押してくれたのが奥様である千紘(ちひろ)さんの「好きなものを作りなよ」という一言だったそうです。
そして、考え抜いた結果、新たな挑戦としてスタートさせたのが現在営む「いちご栽培」。
植え付け時期が夏のため炎天下での作業が過酷であったり、植え付け後の日々のいちごの世話も大変だったりと苦労が色々とあるそうなのですが「やらないで後悔するよりもやりたいタイプなんです」と楽しく話されている姿がとてもかっこよかったです。
園主の赳(たけし)さんが栽培面を、農園のホームページの運営や接客等を奥様の千紘(ちひろ)さんがといったように、ご夫婦で力をあわせて農園を営んでいる姿が仲睦まじかったです。
地域のみなさんへのメッセージ
みなさんのお住まいの近くでいちご園をオープンすることができ、喜んでいただく声が多くとても嬉しいです。これからおいしいいちごで生活を彩るお手伝いができたらと思いますので、どうぞよろしくお願いします。
購入・予約方法
小松いちご園さんでは、「いちご狩り」に加え「パック販売」もおこなっています。
■いちご狩り
小松いちご園ホームページ内にある予約ページよりご予約ください。
■パック販売
小松いちご園(緑区新治町118-2)の営業日及び不定期でららぽーと横浜内にあるわくわく広場(都筑区池辺町4035-1)にてご購入いただけます。
いちごは日持ちしないため、流通しているいちごは完熟する前に収穫するのが一般的。そんな中、小松いちご園さんでは、完熟したいちごが食べれられるので、いちご本来のおいしさを楽しむ事ができます!ぜひみなさんも完熟したいちごをお楽しみください!
小松いちご園 施設情報
\いちご園の最新情報や料金はホームページより/
取材をおえて
今回は、緑区内に新しくオープンした「小松いちご園」さんに取材に訪れさせていただきました。お忙しい中ご協力いただいた「小松いちご園」さんありがとうございました!
小松さんご夫婦とは同世代という事もあり、色々と話させていただきましたが、「農業に未来を感じている」という言葉がとても心強かったです。
ぐりすまも農業の魅力を感じ、未来を感じ、様々な活動をさせていただいているので、とても共感する部分が多く、ついつい話が盛り上がり脱線も多かったと思います。
小松さんご自身も地域のみなさんとのつながりを大切にされており、地域の方々に温かく見守っていただいているから今がある、地域のみなさんに認めてもらえるように頑張っていくとお話されていました。
そしてゆくゆくは、小松いちご園のいちごを「地域の多くのみなさんに認知してもらいたい」・「ハウスをふやしたり大きなトラクターに乗りたい」といった夢の続きも少し伺わせいただきました。同じ地域で農に携わらせていただいているぐりすまとしても微力ながら今後も応援させていただきたいと思います。
みなさんもこの記事を読んで「いいね!」と思った方は、ぜひ小松いちご園さんのいちごを楽しみに農園に訪れてくださいね。完熟いちごとってもおいしかったです。
最後までご覧いただきありがとうございました!
ぐりすまでは、2024年3月より四季の森公園にて地域の農産物の魅力を感じるきっかけになる事を願って「四季の森Enjoy Local Market」を開催します。特設ページを近日公開予定なので、ぜひご覧ください。当日は農家さんに加え、キッチンカー、ハンドメイド作家さんにも出店いただき、音楽ライブ等も開催予定です。(エンリッチザハートマルシェさんとの共催イベントです)